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TOEICのリスニング対策は公式問題集だけで大丈夫

先日のTOEICの記事に関連して、高得点をとるための戦略について考察していきます。ちなみに、先日のTOEICの記事とは、TOEIC880点を取得した経験について記事のことです。詳しくはこちら!

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TOEICは満点が990点の試験で、リーディングが495点満点、リスニングが495点満点の試験です。試験時間は合計2時間(120分)で、リスニングは45分間で、リーディングは75分間となっています。

このへんは、このページにアクセスされている方はご存知かもしれませんが、前提として非常に重要になってくるので書いてみました。得点配分、試験時間を見て、「ああ、リーディングとリスニングは同じくらいの重要度なのか」と感じたら、TOEICの勉強を誤る一歩手前です。どうしてでしょうか?

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TOEICのリスニングに隠された事実

さてさて。ここでもうひとつ重要なデータを確認しておきます。TOEICの平均スコアや標準偏差についてです。

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TOEICでは、リスニングの平均点が高く、そして標準偏差が小さい傾向が読み取れます。標準偏差が小さいことは測定値のバラツキが小さいという意味で、リスニングは得点が高い割に、バラツキが小さいという特徴があるのです。普通に考えれば、リスニングの方がスコアがバラツキそうですが、そうではないようです。

TOEICの平均的な受験者像とリスニング力

学校教育ではリーディング力をとことん磨き、リスニングはほとんど授業でも扱われないほどです。つまり、TOEICの受験者のほとんどは、リーディング偏重の勉強をしてきた人なんです。「日本人と韓国人のための試験」とも揶揄されるTOEICですが、その受験者の多くを占める日本人はリスニングが非常に苦手である、ということです。

なのに、ですよ。リスニングの方が平均スコアが高いのです。不思議ではないですか?普通だったら、リーディングの方が優位性があるので、平均点も高くなりそうですよね。

理由は簡単で、問題自体が超簡単だからです。これ以上平均点を下げると、ある程度「理解しながら問題を解いている」感覚がなくなります。そうすると、テスト自体を受けない人が続出したり、平均点が一気に暴落する可能性があるので、ETSはリスニングの問題を易しくせざるを得ないのです。
そう考えないと、リーディングとの平均点の差がここまでつく理由が見当たりません。まあ、これは完全に僕の推測ですが、意図的に問題を簡単にしている蓋然性は高いのではないかと思います。


簡単だから、すぐに得点に直結する

TOEICのリスニングでは、ある程度効果的な対策をすると「超簡単」に感じるほど力をつけることができます。

先ほど書いたように、TOEICのリスニングは超簡単に作問されています。簡単に感じるのは主観ですが、多くの高得点獲得した人がそう語っています。もちろん難しい問題もありますが、それはごく僅かです。パターンも限定されており、単語の数も多くありません。大学受験のように膨大な範囲や難解な単語も勉強する必要もありませんし、それゆえ勉強時間も少なくて済みます。

これが、TOEICの得点アップを狙うときに、「まずはリスニングから」勉強する理由です。勉強方法さえ間違わなければ、時間に対しての効果がめちゃくちゃ高いんです。

 

TOEICのリスニング対策は公式問題集で

TOEICのリスニング教材って、書店に行けば山ほど出ています。でも、そのほとんどは教材としてはあまい良いものではありません。その理由は、TOEIC独特の訛りを反映できていなかったり、スピーカーの声がプロの話者ほど明瞭に聞こえない、などの点があります。

公式問題集では、本番試験で登場する話し手の声を聞き取りをすることができたり、TOEICで特徴的な訛りについても対応しています。要するに、本番に即した実践的な教材が公式問題集である、ということです。

 

リーディングは良い参考書がいくつかありますが、リスニングは確実に公式問題集が一番です。異論は認めません。TOEICで高得点を取りたい方はとにかく、公式問題集を演習しまくって下さい。取り急ぎは、リスニングセクションの問題演習だけでも、相当点数が変わってくるはずです。